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さくらのみや日記

さくらと日本と鉄道好きな、野良プログラマのブログ。

タブーとは議論をしないこと、ではない

野党4党、外相罷免要求で申し入れ書 首相の責任追及も

 民主、共産、社民、国民新の野党4党の幹事長らは9日、首相官邸で下村博文官房副長官と会い、核論議を容認する発言を繰り返している麻生太郎外相の罷免を要求する申し入れ書を提出、13日夕までに文書で回答するよう求めた。これに対して安倍晋三首相は9日夜、首相官邸で記者団に「非核三原則を堅持する方針で一致しているから問題ない。(罷免は)ありません」と述べ、要求に応じない考えを示した。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は申し入れ後、記者団に「首相自身が本音として持っているタカ派的な部分が、麻生氏らを通じてにじみ出てきている気さえする」と述べ、首相の責任を問う可能性を示唆した。また、外相不信任決議案の提出については「成立させなければならないから、タイミングが必要だ。まずはしっかりした回答を求める」と説明した。



最近政治の世界では一番のネタになっていると言えばこれかな。
これとは平行に未履修ネタといじめネタをやっていますが、うーん、でも政治の一番の肝要は国防だと思っている私からすると、やっぱり核議論ネタの方が大事かな。
というか、妄想だけど、核議論ネタが盛り上がるのを嫌がった勢力(中国?北朝鮮?サヨク?)が実は世界史未履修ネタを暴露して議論を有耶無耶にしたのでは?とか余計なことを考えてしまったりします。

それはさておき・・・今回の外相罷免ってなんじゃらほい、これは。
核について議論をすることすら禁止って、どう考えても頭悪すぎじゃないか野党4党ども。

非核3原則があるのに核を持つ議論を禁止、なんて本当に頭悪すぎる。
例えば、殺人は法律で禁止されているし、それを破れば罰をうけるわけだけれど、人を殺すことそのものについて議論をすること自体はタブーではない、と私は思うのだがどうだろうか?
そこで議論を深めて「やっぱり殺人はアカン」って結論になるのが普通だと思うが、議論を深めること自体は悪いことではないと思う。
否、むしろ議論を通してブラッシュアップされてこそ、元々の主張の論拠の強さが確認されるはずだ。

「核は持っちゃだめだ!議論もダメだ」
「なんで?周りも持ってるのになんでうちらだけアカンの?」
「とにかくダメなものはダメ!」
ってだっしーさんのブログのタイトルじゃあるまいし(一応宣伝のつもり)大人を説得するのに、それだけではいくらなんでも子供だましの理屈だろう。

同じ事は、核に限らず軍備そのものについても言えるし、保守派に対する問いかけならば、女系天皇論・女性天皇論についてもタブー視することなく議論することは(基本的に)問題ないと思うのだ。
その結果の結論として、最終的に主張の論拠の強さを再確認されると思うのだが。

ちなみに私自身は、核保有についてどういう考えかは、以前mixiでコメントを書いたことがあるので、それでお茶を濁すことにしようっと。

議論すべしというのは賛成として、何も頭ごなしに「持つな!」だけではちょっとお話にならないかな。

「持つべきか? 持たざるべきか?」
「持った方がいいか? 持たない方がいいか?」
「持ちたいか? 持ちたくないか?」
他にも視点はたくさんあるだろうし、いろんな観点で、そしてそれらは区別して考えないといけないと思う。

「何でもかんでも戦争反対!自衛隊も反対!核も反対!」だとそれはそれで筋が通っているけれど「軍備は必要だけど核だけはダメ」って意見が一番ワケが分からん。なんで?という気分になる。
「唯一の被爆国だから持つべきじゃない」なんてのも、裏を返せば、唯一の被爆国でそのダメージも脅威もよく知っているから、自分たちが有効な兵器としてそれを持つという理屈も同時に成り立つわな。阪神タイガースもFA黒田欲しがっているしな!(謎)
それでもわからないのなら、なんなら核の威力を身近に感じてみるとか。
「唯一の被爆国」なんだから「唯一の」にこだわる人達は、他の国に落とされるのはツライだろうけれど「唯一の被爆国」日本に、更に一発や十発くらいくらっても痛くないでしょ(笑)

自立した国の外交なんて勝つか負けるかの究極のところルール無用のゲームなんだから、律儀にルールを守ってても、相手に負けたらダメじゃん、ってのも一つの鉄則だってことを学ばないと。
でないと、先の大戦で負けたことは、何一つ教訓になっていないと思うのだがな~。
まぁそれがイヤなら、アメリカの犬となるか、中国の奴隷となるか、北朝鮮の下僕になって生きていくがいいよ。自立した国になる=一国一城の主ってのは、そういう心構えがないと。

ちなみに私の意見は「持ちたくないけど持った方が良いかもしれない。持つべきかどうかは効果が不明」くらいかな。

この辺になるとマッドサイエンスに近いかもしれないけれど、今、北朝鮮は自国の核を「自衛のための核」と呼んでいるが、この先、仮にアメリカによる武力侵攻があった時に、その「(北朝鮮が称する)自衛の核」が北朝鮮の国土を守るためにどれほど有効か?見極めてもいいんじゃないかな?

もしその「自衛のための核」でもって、万が一北朝鮮がアメリカ軍に勝っちゃったら、「自衛のための核」は有効ってことも言えるわな。日露戦争で日本が勝っちゃった!ってのでアジアが元気になったように、ある意味革命的な事象ではあるしね。
少なくとも、日本が核武装しなくても、小国は確実に核を持つよ。北朝鮮の核は高く売れるだろうね。キューバとか欲しいだろうなぁ。
むしろ、北朝鮮みたいなならず者が核を持って一発逆転を狙ったところで、ダメなモノはダメ、という結果を生み出さないといけないのだと思うのだけどね。そうしてとどめを刺せたら、核を持ったところでどうにもならん、ということが分かると、核を持つ国は減ると思う。
うーむ、そう考えると、核を拡散しない為には「核を持ってても戦争に勝てない」というのを実証するのが一番な気がしてきた。

そこを冷静に観察してから、日本は自衛の為の核を持つかどうか考えてもいいんじゃない?
それくらいのシビアさは持っていないと、ダメだと思うよ。




▽コメント

 

アマルティア・センの「人間の安全保障」からの抜粋。

「国連安全保障理事会の5常任理事国は、1996年から2000年にかけての世界の武器輸出のうちの81%に関与し…」「アメリカだけでも、世界の武器総売上の50%近くのシェアがあり…」「小火器の不正取引を共同で取り締まることにたいして、アメリカが合意すら拒んだ事実は…」

少なくとも、これ以上アメリカを肥やす方向へはもっていきたくないですね。核を保有したって平和は実現しません。今頃アメリカがほくそえんでいます。
http://blog.livedoor.jp/tarotohachinosu/

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Author:佐倉純
日本と桜の花と寝台特急「さくら」をこよなく愛する、そして最近カメラに目覚めたのんきなプログラマ。
日本の事を憂いてみたり、日々思ったことをまとめて、綴ったりしています。その合間に写真も撮っています。
時々子供のネタなんかも。

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